Mikaさんのフランスワイン紹介 2

こんにちは、銀座校生徒のMIKAです。

年末年始、皆様どのようにお過ごしになりましたか?
私は一年で最大の書き入れ時、元旦以外はフルパワーで働いておりました!

「カウントダウン用のシャンパーニュはどれがいい?」とか
「お正月料理にはどんなワインが合うかしら?」など
お客様からいろんなリクエストをいただきましたよ。


普段はお料理に合わせてワインを選んで差し上げることが多いですが、
最近ちょくちょくあるリクエストが、

「酸化防止剤が入ってないワインありますか?」

というもの。

食の安全に関心が集まり、BIO志向の方が増えている昨今、
食べ物以外にも「無農薬」、「添加物フリー」という観点でモノを選ぶ人が増えてきたことの証かもしれません。


ワインには酸化防防止剤として「亜硫酸塩」(ときに「ソルビン酸」や「ビタミンC」など)が添加されています。

亜硫酸は一般的にワイン醸造にはかかせないものです。
酸化防止作用のほかに「殺菌作用」、「好ましくない微生物の活動を抑制する」作用があるからです。

使われるタイミングとしては

foulage(破砕=ぶどうを潰す)
élevage/ soutirage(樽熟成/澱引き=熟成中澱を取り除いて樽から樽へワインを移し替える)
mis en bouteille(瓶詰め)

など、ぶどう果汁またはワインが酸素にさらされる時に亜硫酸の力を借ります。

しかし亜硫酸を多量に用いるとぶどう本来のpureな味わいを損なうともいわれており、
なるべく使わない(または不使用をめざして)リスクをはらんだワイン造りに取り組む生産者もいます。

例えばこちら ↓
















ボトル"裏"にしっかりと sans sulfites ajoutés と書いてありますね。

このようなワインを購入したら注意したいのは、低温(14℃以下) での管理。
ワイン全般にいえることですが、急激な温度変化はワインの品質を損ねます。
まして亜硫酸無添加ともなれば、眠っていたバクテリアが活動し始め、瓶内でさらに発酵が進む!?なんてこともありえます。
生鮮食品やケーキを扱うくらいの感覚で管理してくださいね。(=夏場はリスクが更に増えます!!)


なお、「オーガニックワイン」= 「酸化防止剤無添加ワイン」ではありませんので混同しないで下さいね。
また亜硫酸塩が入っているワイン=体に悪い、ではありません!
そこも誤解なきようにお願いします!

このようなワインの話に興味がある方は、是非こちらのセミナーにご参加ください。


銀座 cave Fujiki 主催 「自然派ワインセミナー」
日時 1月14日(金)19:00~20:30
参加費 3000円(自然派ワイン4種、パン)
講師 池谷太輔氏(自然派ワインインポーター「ヴァンクール」代表)
要予約 03-6228-6111

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