7月14日はなぜ『パリ祭』って言うの?

Bonjour ! 本日は 7月14日、"quatorze juillet "ですね。
先日サロンで話をしていたら面白いことを聞いたので、それをブログに書いてもらえるようにお願いしました。Meico さんありがとうございます!!

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今回、ちづるさんよりブログバトンをお借りしました。
今日は、 『パリ祭』 ですね。フランスの 『QUATORZE JUILLET
1789年同日に発生しフランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃および、この事件の一周年を記念して翌年1790年におこなわれた建国記念日Fête de la Fédération)の祭日ですね。


この日がなぜ、日本で『巴里祭』と呼ばれるようになったか?ご存知ですか?

フランス語を学習されている皆さんには、常識の事かもしれませんが。。。

1932年製作の 『QUATORZE JUILLET』 (仏)映画が日本で公開されるにあたり
当時の配給会社であった、東和映画(後の東宝東和株式会社)設立者の
川喜多長政氏・かしこ夫妻が、日本になじみのないこのタイトルの邦題について
どうしたものか?日本で 『7月14日』 と言っても・・・。

広報の筈見 恒夫氏と、苦慮した結果
映画の舞台であるパリの情緒を感じさせる、『巴里祭』 にしよう!と
決めたそうです。
その後映画はヒット、『QUATORZE JUILLET』= 『パリ祭』 として
日本で定着していったそうです。

余談ですが・・・。
この『巴里祭』とタイトルを決めた頃、当時情勢不安であった日本で
平民が革命を起こした、『フランス革命』 を連想するタイトルでは
検閲に通らないので中止した。という説を聞いたことがあったのですが、、、

事実関係を調べるべく 『川喜多記念映画財団』 の広報の方に
インタヴューした所、過去の資料を確認して頂き(ご丁寧なご対応を
頂きました)そのような事実の記載は無いですね。とのことでした。
この説は、映画ファンの間で実しやかに噂、憶測されていったのかも?
知れませんね。。。

川喜多長政氏は、フランスからchevalier de la Légion d'honneur (シュバリエ・ド・ラ・レジォン・ドヌール勲章)、かしこ夫人は文芸勲章を二回(officier オフィシエと commandeur コマンドール)と国家功労賞を受賞されているそうです。

川喜多夫妻の詳細はこちらで
旧川喜多邸に、鎌倉市川喜多映画記念館がオープンされたそうです。
気になる方はこちらからどうぞ(映画上映もされています)

フランス語を学習しているおかげで、逆に日本映画界の歴史的礎となった
方々の知る事ができました。今後もそんな機会があるかも?と
思うとワクワクです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。


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